経済学者「中関村とシリコンバレーの格差は大きい」
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著名な経済学者、呉敬l氏は先ごろ中関村について語り、起業の中心地として中国のシリコンバレーを目指すべきだが、シリコンバレーとの差はまだ大きいとしたうえで、「制度の向上や調達の健全化が望まれる」と述べた。
呉氏は、中関村は現在までに中国のシリコンバレーとしての主な条件を整えつつあるが、能力が高い科学研究分野の人材を数多く確保するという点については完全であるとはいえないと指摘し、「2年余りの努力は続けてきたが、シリコンバレーという起業の中心地と比べるとまだかなりの格差があると言わざるを得ない。この格差の主な要因は制度面にある」と語った。 また呉氏は、制度整備は企業家や科学技術分野の人材にとって基本的な権利であると主張。「まず財産権を法律で保証することだ。中国では投資環境や経営環境の面で、この最も基本的な問題が解決されていない」と強調した。 資本市場の問題について呉氏は、マーケットは国の一部であり、一体化したものであるべきとの考えを示した。中関村にとってマーケットとは中国のマーケット全体であり、これは中関村だけの問題ではないとしたうえで、「創業のさまざまな段階にあるハイテク産業では、いろいろな調達方法が不可欠であり、資本市場を全体的に整えていくことが重要だ。企業には創業期、成熟期、インキュベーター期などの段階があり、いずれにおいてもいろいろな調達形式によるサポートを得て発展していくものだ」と述べた。 「人民網日本語版」2002年7月15日 |