土地利用計画は、中心区、開発区、ならびに放射区を含む。
中心区は、南は西外大街から、北は計画中の一環公路に渡り、西は京蜜引水から東は八達岒高速公路までに及ぶ。敷地は75平方kmに及び、中国科学院、北京大学、清華大学、中関村の西区を含む。
開発区は、280平方キロメートルに及び、海淀区の北区、清河地区、昌平県の西三旗地区や回龍観地区を含む。上地情報基地から始まって、八達岒高速公路沿いに北方へ房状に広がっている。
放射区は、「一つの環と二本の線」で構成されている。「一つの環」とは、都市部の円形の高度最新技術産業地区であり、北京電子都市や北京経済技術発展地区、豊台地区、昌平地区を含む。「二本の線」とは、Badaling高速公路と京蜜路であり、それぞれから少し離れて、沙河・昌平・南口方面と、順義・懐柔・蜜雲方面に放射区がある。
重点が置かれているのは、ソフトウェア、情報サービス、製造に代表される専門的な産業である。電子情報工学、光学の統合、機会・電子工学、生物工学、新薬品、環境保護を考慮した新材料など、柱となる産業の発展を促進していくと同時に、商業だけでなく、仲介業、文化・スポーツ、教育訓練業などの関連産業の発展も期待されている。
来る情報化社会に向けての高まるニーズに応え、中関村サイエンスパークにおける通信ネットワークはまもなく、マルチ機能・広範囲対応を呼び物として、デジタル方式の個人個人を対象とした最新の情報網へとアップグレードされ、国の中枢に据えられる。さらに、基本的な電話サービスに加え、ISDN、FR、DDN、インターネット、TV会議、オンデマンドマルチメディア放送、遠隔診断、など多くのサービスが供給できるようになるだろう。これは、長期的に見て、一歩先をいく国際的な情報網の標準となるよう計画されている。
サイエンスパーク開発の目的とスピードをふまえ、広範囲な交通システムの建設に努力していく。そのシステムは、便利で効率が良く、安全かつ快適で、環境にやさしくなければならない。期近な計画として、北西地区第四環状道路、北大道路の北方面への拡張、清華道路と成府道路の強化と増幅、西直門から回龍観経由東直門までを結ぶ都市モノレール鉄道の建設を予定している。
近い将来における主要プロジェクトとは「一路線、一都市、一地区、一ネットワーク」である。これは、北東と北西近郊地区の都市を結ぶモノレール、中関村西地区のハイテク商業の中心地と中関村科学都市の改造、国家規模のソフトウェアパークと北京大学生物学都市、高速かつ広範囲な情報網を意味する。この計画は、科学者・技術者にはもちろんのこと、高度最新技術産業の発展にとっても、最適な環境を生むことになるのである